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もずのわくわく劇場日記 No.145-1
2005年 8月11〜20日 わらびOS劇場 ゆきみ愛・回想録 編 [作品名・TMG! ] その1
[ゆきみ愛がやって来た!] ゆきみ愛さん、前回の関東来演は今年3月頭の栗橋の事。あの時は栗橋の出演が、6年ぶりと言う実に笑える話だった。何で笑えるのかと言うと、ゆきみ愛さん、劇場の人にも新人さんと思われていたからだ。栗橋までの道順わかる? 一人で来られる? (爆♪) だからその時は、香盤もトップの新人ポジションで、ソロポラでの出演だった。でも途中から花電車に代わったけどね。ちなみに、じゃぁその6年前の時はどうだったのかと言うと・・・ あの時私は、旧・ゆきみ愛さんとケンカしている真っ最中。 「あんたなんて、大嫌いだ! 根性無し! 意気地なし! 悔しかったら栗橋に出て来い!」 「おぉーっ! なんだよ、こんにゃろうメ! 上等じゃねぇかよ! これからケンカしに行ってやらぁ〜! 後で泣きベソかいても知らねぇからな! ちょっと待ってろよ!」 その日ちょうど台風が来ていて、とても劇場へ行くなんて危険な状況だと言うのに、嵐の吹き荒れる中、私は車を飛ばして栗橋へと向かった。そう、旧・ゆきみ愛と激烈なケンカをするために。 そして栗橋にやっとの思いで到着し、ガランガランの場内のカブリツキ、それも盆の真正面に陣取り、旧・ゆきみ愛が出て来るのを腕を組んで待っていた。やっと出て来た旧・ゆきみ愛は、すました顔して踊り始めた。 耳に、目に、すっかりなじんだオープニングナンバー「敵がいなけりゃ」を黒いエナメルのホットパンツとベスト、そして黒いパンプスで踊る・・・ 実に憎たらしい事に、このスタイル旧・ゆきみ愛に一番似合うスタイルなのだ。そして私が一番好きな彼女のスタイル・・・ ステージで踊りながら、時々チラリ、チラリと私の事を見ている。そのくせ私には気が付いてないって言う感じで、平静を装っていた。心中おだやかではなかったはずなのにだ。ムッとして旧・ゆきみ愛のステージを見ていたのだが、いつの間にかカブリツキに陣取って、腕組みをしながら「♪敵がいな〜けりゃ〜 やぁってられない どんなヤツ〜 でも とりあえず叩く! 」と口ずさんでいる自分に気づく・・・ うっ! やべぇ! 旧・ゆきみ愛のロックンロールワールドにハマりそうだ。自分はコンニャローッ! って思ってここに来たはずだ。しかし、ステージの上で踊る旧・ゆきみ愛の事を見ていると、そう言う気持ちが揺らいで来る。旧・ゆきみ愛だって、ポーカーフェイスで踊っているけれど、きっと色々な事を思いながら踊っているに違いないんだ。 ベットになり、旧・ゆきみ愛が私の目の前にはべり、身を横たえる。至近距離で旧・ゆきみ愛の事を見つめる自分。「'88〜Love Story」旧・ゆきみ愛のベット曲にジレンマが募る。何でこんな時にこんな曲が流れるんだ。身を縮めてから繰り出すポーズに、時間の流れが消え去り、まるでこの曲に包まれて何もかもが溶け出し、融合して一つにまとまって行くような気がして来る。 元々このケンカの原因はなんだ?ホームページの運営をめぐってのいざこざに、 すっかり疲れ果てて、へこたれて引きこもり 状態になっていた私を、見るにみかねて励まし の連絡をくれた旧・ゆきみ愛に、逆切れを起こ してこんな事になったのだ。 そうだ、それがそもそものケンカの原因・・・ なんだぁ、オレの方が悪いんじゃん。 旧・ゆきみ愛は、旧知のお友達として色々相談 に乗ってくれていたのに、自分にはそんなやさ しい気持も聞く精神的な余裕がなかったのだ。 あまりの私の落ち込み様を読み取った旧・ゆき み愛は、持ち前の頭の回転の良さを駆使して考 えた訳だ「なんかホームページの事で、他人か らツベコベと言われて相当へコんでいるとは 聞いてたけど・・・ ここまでとは思わなかったな。このままじゃこの人頭がおかしくなっちゃうわ。元々頭の回転の悪い人だから、油注さないとダメだねこりゃ・・・」 日本の昔話に「泣いた赤鬼」と言う話がある。 この時、旧・ゆきみ愛は自分からカタキ役を買ってくれた訳なんだよね。それで私をワザと怒らせて、栗橋へとおびき出したって事。元々旧・ゆきみ愛は、私を怒っている訳でも何でもないのに、まんまと旧・ゆきみ愛の戦略にハマったのが私・・・ 栗橋へおびき出されて、旧・ゆきみ愛の顔を見ているうちに、そんな事が分かるくらい、冷静さを取り戻した私は、旧・ゆきみ愛とケンカするなんて気持ちは、もうすっかりどこかへ消え失せていた。 ベットの曲がラストソングへと変る。「Love Ya」TAK MATSUMOTO の甘く切ないギターのサウンドが、夢と現実の狭間を行き来するように音色を切り替えて奏で、そこへ「Love Love Ya〜」とセクシーな女性コーラスが、耳元でささやくように歌う・・・ この曲で旧・ゆきみ愛は盆から立ち上がり、ステージへと戻って行くのだ。 目の前で横たわっていた旧・ゆきみ愛が体を起こす。背中には無数の汗の珠がキラキラと光っている。その背中がだんだん遠くなって行く。客席でその後姿を見送りながら、これまでの事に考えを思い巡らしていた。もう自分には、旧・ゆきみ愛とケンカする理由は何もない。いや、自分の事を本気で心配してくれた旧・ゆきみ愛に感謝する気持ちでいっぱいだった。 しばらくしてポラですよ〜♪ と言いながら旧・ゆきみ愛が出て来る・・・ おっと! 盆にカブリついている私をめがけて、一直線に進んで来た。まずい、どう対処すれば・・・ 私の目の前にしゃがみこんで旧・ゆきみ愛が言う。 「おーい、どっからでもいいよ! かかってらっしゃい! ケンカ売りに来たんでしょ?」 「ふぅ〜ん、ケンカの相手してくれるんだぁ。サンキュー♪ でも今日はやめとくよ。」 「なんだよぅ、ケンカしないの? つまんないなぁ・・・ 楽しみにしてたのに。」 「別にゆきみ愛に勝ってもしょうがねぇからさ。」 「ちょっと! やってもいないうちに勝つって言うのは、納得出来ないな!」 「じゃぁ、負けるからやらない。」 「ふ〜ん、ちょっとは元気出たみたいじゃん。」 「まぁね、台風も通り過ぎたみたいだし。」 「そうなの? なんだかつまんないな。じゃぁ、侘びを入れたってつもりでポラ買ってよ。」 「分かった。そんなら思いっきり足を広げてV!(笑)」 「いきなりエロポラ? しょうがないなぁ・・・」 ふふふ♪ なんかすごく遠い昔の、懐かしい回想録になったな。(爆♪) この話がもう6年も前でしょ、その後も旧・ゆきみ愛さんとは、激しいケンカを何度もやらかしている。一時期は絶交状態にもなってたし、普通に考えたら、今頃ワラビOSに通ってタンバリン叩いているなんて言うのはありえない話。 なのに相変わらず今年の夏は、ゆきみ愛さんとわらびOSで楽しく盛り上がってた。 でももうゆきみ愛さんとはケンカしたくはないな。ゆきみ愛と出会ってもう7年。 自分もそれなりに歳食ったしさ、ゆきみ愛さんも昔みたいにとんがってない。 昔?を知ってる自分からすると、驚くほど角が取れてマイルドになったゆきみ愛さん。 私の本命、これはゆきみ愛さんが引退したとしてもずっと変らないさ♪ さて次回はいよいよ「わらびOS日記」を書くよん♪ |